コスプレと著作権

コプレって著作権に触れないのかな。つい法を犯してしまうという表現は、少しおかしいかもしれませんが、私たちがなにげなくやっている行為は著作権に触れている可能性があります。 日本では「手作りで自分で趣味の範囲で着るもの」の範囲を超えて「商品として」売買するときには著作権者に許可を求めデザインの「使用料」を払わなくてはいけません。 コスプレ衣装の場合一部のメーカーは正式に著作権申請をして「商売」として問題なくやっていますが、ネット上で売っているものなどは中古も含めほとんどが非正規品、非合法品のようです。日本のアニメ業界はいまのところ見てみないふりをしてくれているので 大きな問題になっていませんが、一部、特にディズニーがらみなど は、手を出してはいけないことになっています。  


コスプレと撮影

自作したアニメキャラそっくりの衣装を着て写真を撮影することも、著作権侵害となることがあります。コスプレの制作と同じで、個人的に楽しんだり少数の友人同士で交換するためにコスプレ記念写真を撮るのであれば、私的利用目的の複製となり問題はありません。ですが、ブログ等で公開するために写真を撮り、公開することは、写真を撮ること自体が私的利用目的でない複製になります。また、パソコン等に転送したり、サーバーにアップロードすれば、それぞれ複製になります。さらに、サーバーにアップロードして、インターネットなどを通じて他人が閲覧可能な状態にすると、送信可能化権の侵害にもなります。
著作権がらみだけにかぎらず、各種イベント場で決められているルールや規則を守ることも大事です。大筋の部分は同じでも、各イベントで細かい所が変わってきますので、行こうと思うイベントの注意事項はあらかじめ調べておくとよいと思います。ルールというと何か堅苦しさを感じるかもしれませんが、イベントに参加されるご自身も含めてみなさんが楽しむために作られたものなんだという認識で、決してあげあしとりをすることなく守っていくことが大切なのではないでしょうか。